現在の複雑な世の中では、学校制度も、柔軟に様々な要求に答えられることが求められています。通信制高校はこの求めに応じられるもので、北海道でも増えてきました。
通信制高校では、通学制の授業のにあたる時間の大部分を、自分で教科書などを読み、レポートを作成することで勉強をします。教科や単元により、面接授業を受ける必要時間が決められていて、レポート作成上で、独学だけではわからないことを解決していきます。
授業には、音楽、体育などの、実技を含むものもあり、また、部活動や生徒会活動などの授業以外で、他の生徒と交流しながら、趣味や関心を深めていくことができます。
北海道には、通信制高校の単位を取得し高校卒業ができる、提携する各種学校もあります。その通学する学校の専門に応じて、特徴ある科目の単位取得が可能です。
卒業には、決まった日に通学し、独習にもある程度の勉強時間をとらなければならず、仕事を持っていると大変な面もあります。仕事をしていなくても、定められた単位を満たすよう計画を立て、期限までに取得していくには強い意思も必要です。
代わりに、毎日の勉強時間や全体の単位取得にかける期間を自分で調整できたり、学校選びも比較的自由にできるというのが良い所です。
北海道の、通信制高校の制度を利用して、高校の卒業単位を取得できる学校の中には、自然の中での活動が特徴である学校もあり、カヌーや農業研修など、ひとりではなかなかできない体験をすることでできます。
社会で必要とされるスキルが多様化しているので、様々な体験を通して身に着けた技術などがあるということは大事なことです。また、社会へ出てから高校へ戻ることも通信制高校なら比較的簡単にでき、その経験や知識を更に深いものへしていくことができます。高校の選択肢の一つに北海道の通信制高校を入れて、広大な自然の中での生活を経験することを検討しても良いのではないでしょうか。